2026/07/17 19:24

当店ib2は、パキスタン・タイ・日本の三カ国で古着やヴィンテージを買い付けています。この記事では、買付の様子を「後ろ姿」の視点から、事実だけで記録しておきます。誰が偉い、何が珍しい、という話ではなく、どこで何をしているかという記録です。

パキスタンでは、古着の輸入業者からコンテナ単位でロットを仕入れます。届いた荷は大きな袋に詰められた状態で、開封してみるまで中身の内訳は正確にはわかりません。1つのコンテナに数千点単位の衣類が入っており、開封後に一点ずつ状態を確認し、カテゴリ別に仕分けていく作業から商品化が始まります。輸送には数週間から1カ月以上かかることもあり、船便のスケジュールや通関の手続きに合わせて動くため、買付から店頭に並ぶまでには相応の時間差があります。

タイでは、現地の古着市場や卸業者から直接買い付けを行っています。パキスタンのコンテナ買付とは異なり、より小ロットで、実際に商品を手に取りながら選ぶスタイルです。市場には様々な年代・状態のものが混在しており、一点ずつ状態を見極めながら選定していきます。

日本国内では、国内のヴィンテージ市場や業者を通じて仕入れを行うこともあります。海外買付とは別の流通経路のため、状態管理や来歴の確認がしやすいという特徴があります。

三カ国で買い付ける理由は単純で、国ごとに流通しているアイテムの傾向が異なるからです。パキスタンはアメリカから輸出された古着が大量に流通するルートの一つで、ミリタリーやワークウェア系が多く見られます。タイは東南アジアの古着流通の集積地の一つとして知られ、様々な年代・ジャンルが混在します。日本国内は状態や来歴の確認がしやすい反面、流通量には限りがあります。三つの流通経路を組み合わせることで、当店が扱うカテゴリの幅を確保しています。

当店の代表は、買付や作業の様子を記録する際、基本的に顔を出さずに後ろ姿や手元を写す形をとっています。買付という行為を大げさに演出したり、個人の物語として消費させたりしないための距離の取り方です。買付は特別な冒険ではなく、仕入れという地道な作業の積み重ねです。目の前にある一点の状態を確認し、実寸を測り、来歴がわかる範囲を記録する。この記事も、その延長線上にある記録の一つです。今後もコンテナの開封や現地での買付の様子は、事実に基づいた記録として残していく予定です。

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