2026/08/15 17:42
当店のM47のなかで最も高値がついた1本。リザードカモ、吊りバンド(サスペンダー)付き、腰に絞りのバックル。ウエスト内側の白いラベルには緑のステンシルで「17」だけが入っています(¥43,890・販売中)
フランス軍のM47は、タグに年号が入っていない
米軍のミリタリー古着なら、内側の契約番号(DSA/DLA)で年代の帯が読めます。フランス軍のM47は、そうはいきません。当店にいまある17本を全部ひっくり返して内側を見ましたが、年らしき数字が読めたのは1本だけでした。残り16本に入っているのは、2桁の数字か、アルファベット付きの数字か、あるいは何も読めないかすれたラベルです。
では何を見るのか。フランス側の再現・研究系サイトが、いちばん分かりやすい手がかりとして挙げているのがウエストの留めボタンでした。この記事は、その基準を当店の実物写真で確かめ、ついでに当店自身の商品表記の怪しいところも直していく記事です。
■ まず結論(この記事で分かること)
① 「M47」はフランス軍の呼び名ではありません。正式には TTA modèle 1947(tenue Toutes Armes =全軍共通戦闘服)。空挺用の TAP modèle 1947 は別系統で、同じ1947年に並行して制式化されています。
② 47は制定年であって、製造年ではありません。実物の日付印は1952年・1953年・1954年・1968年・1976年と幅広く出てきます。
③ ウエストの留めボタンは、型を読むうえで最も分かりやすい手がかりとされます。隠し3個(1947)→隠し2個(47/50)→見える2個(47/53)→見える1個(47/59)。当店の在庫にも1個の個体と2個の個体が実在しました。ただしボタンは取れる・付け替えられる部品なので、当店は年代の断定には使いません。
④ 「リザードカモ=1962年まで」ではありません。空挺の「tenue léopard」は1963年1月に公式退役しましたが、同じ柄の全軍向けカモはその後も使われ、製造は1970年代半ば〜末まで続いたとされます(資料で幅あり)。着用例は1980年代初頭まで挙げられています。
⑤ 数字だけの2桁サイズは、身長区分と胴回りの複合コードです(パンツの表。ジャケットは別スケール)。ただし当店の実測と突き合わせると、合う個体と3cmずれる個体があります。だから最後は実寸で見てください。
【前提】そもそもM47という名前がフランスには無い
フランス側の研究サイトやフォーラムは、この服を「TTA 47」「treillis modèle 1947」と書きます(ただし仏の販売店が「M47」と書いている例もあります)。TTAは Toutes Armes=全軍共通という意味です。米軍のM-1943を強く参考にしたとされます。
一方で空挺部隊向けには TAP=Troupes AéroPortées の modèle 1947 が並行して存在します。つまり「M47」という呼び方自体が、英語圏と日本の古着市場でついた略称です。当店もこの記事のタイトルでM47と書いていますが、それは探す人がその言葉で探すからで、フランス軍の呼称ではないという前提で読んでください。
【世代】ウエストの留めボタンで4段階に分かれる
生地でも色でもポケットでもなく、ウエストバンドを留めているボタンが何個で、隠れているか出ているか。フランスの再現系サイト reconstit.fr は、次の順で変わっていったと書いています。
・1947(初期型)… ウエストの隠しボタン3個
・47/50… 隠しボタン2個に減る
・47/53… ボタン2個が表に出る。市場でいちばん多く出回る型
・47/59(最終型)… 表のボタンが1個だけになる
ウエストバンドにボタンが2個、縦に並んで表に出ています。47/53にあたる作り(¥24,890・販売中)
こちらはボタンが1個だけ。最終型の47/59にあたる作りです。生地のV字=ヘリンボーンもはっきり見えます(¥24,000・販売中)
当店の在庫でこの2つがきれいに並びました。ただし、この変遷は軍の一次文書で確認したものではありません(研究サイトの整理です)。しかも47→47/50の変更は原文で「ボタンを1個なくす」と書かれていて、ボタンが1個取れた個体・付け替えられた個体と、外から見て区別がつきません。既にあった在庫を改修したのかどうかも分かっていません。だから当店は「この個体は◯◯型に見える」までで止め、ボタン数から年代を断定しません。写真から留め方が確認できない個体には、そもそも型を書きません。
【1954】年が読めた、たった1本 — MULLIEZ FRÈRES と「4-54」
ウエスト内側。左のラベルに手書きの赤で「92 C」、右のラベルに「MULLIEZ FRERES / LE LONGERON (M & L)」、その右の枠に「4-54」。(M & L)はメーヌ=エ=ロワール県の略と読めます
17本のうち、製造者の名前が読めたのはこの1本だけでした。フランス軍の放出品は米軍のような契約番号ではなく、製造者のインクスタンプと検定印(tampon de réception)で身元を示します。実物商の出品には「19/6/1953」のように日/月/年で日付が入った例があります。
この個体の「4-54」も、その形式なら1954年4月ということになります。ただし当店は断定しません。ロット番号や規格番号の可能性を消せていないからです。面白いのは、この個体のウエストボタンが2個=47/53にあたる作りで、1954年という読みと矛盾しないこと。2つの別々の手がかりが同じ方向を指しているときだけ、当店は少し踏み込んで書きます。
【サイズ】「17」「21」「23」「33」は、身長と胴回りの複合コード
当店のM47のラベルには、2桁の数字だけがステンシルで打ってあるものが何本もあります。これはインチでもcmでもありません。フランスのサープラス店が同じ規則を書いていました。1950年の軍改革で導入された方式です。ただし以下はパンツの表で、ジャケット(ヴェスト)は一の位が別スケール(2=96/6=104〜112/9=120cm)になります。同じ数字でも上下で意味が変わります。
・十の位=身長区分 1=XC/2=C/3=M/4=L
・一の位=胴回り 1=76cm/3=84cm/5=92cm/7=100cm/9=108cm
緑のステンシルで「17」。読み方に従えば、身長XC区分・胴回り100cm
赤いステンシルで「21」。身長C区分・胴回り76cm
同じく赤で「23」。身長C区分・胴回り84cm
「33」。十の位が3なので身長M区分、胴回りは84cm
海外の業者が、内側「25」の個体を「Size 36」として売っている例もあります(25=胴回り92cm≒36インチ)。読み方としては筋が通ります。
ステンシルの色が緑と赤に割れているのも当店の在庫で確認できました。ただし色の違いが何を意味するのかは分かりません。工廠の違いか、時期の違いか、単なるインクの違いか。分からないので書きません。
【検証】そのコードは当店の実測と合うのか — 合う個体と、3cmずれる個体
せっかく読み方が分かったので、当店が測ったウエスト実寸と突き合わせてみました。ここが、この記事でいちばん正直に書いておきたいところです。
・コード17(胴回り100cm)… 当店実測 W40(約101.6cm)=ほぼ一致
・コード17(同上)… 別個体は 実測 W37(約94cm)=6cm小さい
・コード21(76cm)… 実測 W31(約78.7cm)=2.7cm大きい
・コード23(84cm)… 実測 W32(約81.3cm)と W31(約78.7cm)=3〜5cm小さい
・コード33(84cm)… 実測 W32(約81.3cm)=2.7cm小さい
同じ「17」なのに、実測が3インチ違う個体が当店に同時に在庫しています。コードは着る人の身体寸法の目安であって、製品の出来上がり寸法ではない。しかも70年前後の洗いと縮みが乗っています。読み方が分かったからこそ、コードを信じて買うと外すということが、数字ではっきりしました。
【サイズ】「84C」「92C」はもう一系統の表記
同じくウエスト内側のラベル。「C.I.G.」の下に読みにくい数字、大きく「84 C」。2桁コードとは別の書式です(¥20,000・販売中)
数字+アルファベットのこの形式は、数字=寸法(cm)(パンツなら胴回り・ジャケットなら胸囲)、アルファベット=身長/長さ区分(C=court/M=moyen/L=long)です。1971年の身体測定基準では XC=1.58〜1.64m、C=1.64〜1.70m、M=1.70〜1.76m、L=1.76〜1.82m と示されています。
区分の幅は資料によって揺れがあります。そしてこの様式だけで年代は決まりません。TTA47自身も1955年以降は縫い付けラベルにこの書式を載せているとされ、後継のS300世代でも同じ様式が使われるからです。当店に言えるのは「2桁コードとは別系統の表記が2本ある」というところまでです。
【正直】読めないタグは、読めないと書く
印字がほとんど飛んでいるラベル。当店が読めたのは「2 07」らしき並びと「76」だけでした(¥26,890・販売中)
インクスタンプは洗濯と経年で消えます。フランスのmilitaria業者でも、状態の良い個体に「pas de date visible(日付は見えない)」と書いているものがあります。
だから当店は、片方向のルールで扱います。読める日付がある=強い手がかり。読めない=何も言えない。読めないことは「新しい」の証拠にも「偽物」の証拠にもなりません。埋めないことが仕事だと思っています。
【TAP】TAP47とTTA47は、柄ではなく作りで分かれる
リザードカモが付いていれば空挺(TAP)、という読み方は成り立ちません。同じリザード柄で、全軍向けの「カモTTA 47/52」が並行して存在するからです。裁断はカーキ版と同じなので、柄だけでは所属が決まりません。
分かれるのは作りです。TAPは降下時にずり落ちないよう、吊りバンド(bretelles)用のボタンと、腰の左右で寸法を詰める絞り金具を持つとされます。
ひとつ注意があります。裾の締め紐は判別に使えません。1968年日付のTTA(全軍向け)リザードパンツにも締め紐が付いた実物があるからです。さらに現存個体では吊りバンドも紐も外されているのが普通で、実物商の出品にも「吊りバンド無し・紐は外されている」と書かれます。無いことは、何の証明にもなりません。
ヒーロー個体のウエスト。吊りバンドが付き、右上に金属の絞りバックル。TAP側の特徴がそのまま出ています
こちらは当店が同じ「TAP47」と表記している別個体。ベルトループが付いていて、吊りバンド用のボタンは確認できませんでした(¥31,890・販売中)
ここは当店の表記のほうを直すべき箇所です。2本目は仕入れ時の呼称のまま「TAP47」と書いていましたが、写真から言えるのは「ベルトループ付きのカーゴパンツ」までです。今後の商品説明では、腰の絞り金具か、吊りバンド用ボタン(またはその縫い跡)が実際に見える個体だけを「TAP系の作り」と書きます。それでも「TAPではない」と断定はしません。部品は外れるからです。
【生地】ヘリンボーンは「後期の証拠」にはならない
斜めから光を当てると、V字が連なるヘリンボーン(杉綾)が見えます。ボタンはオリーブの4つ穴
カーキの個体でも同じV字。色が違っても織りは同じ系統です(¥23,000・販売中)
1961年から47/59が茶色のHBTになった、という記述はあります。ただし同じフランスのフォーラムは、TTA47全体の生地を「シェブロン織または平織」と両方併記しています。つまり「47/59ならHBTのことがある」とは言えても、「HBTだから後期」とは言えません。逆向きには使えない、片道の手がかりです。
【ボタン】ボタンは、いちばん当てにならない
同じ1本の前立てに、黄色い樹脂ボタンと黒いボタンが混ざっています。着用中に付け替えられた個体(¥24,000・販売中)
こちらは刻印のある金属ボタンが5個。内側にベージュの当て布が入っていて、補修されているのも分かります(¥32,890・販売中)
茶色の成形樹脂ボタン。表面に色ムラがあります。当店はこの個体を「尿素ボタン」と書いていました
フランス語の資料は、この手の茶色いボタンを一律に「bakélite(ベークライト)」と書きます。ただしこれは当時の成形樹脂の総称として使われている面があり、尿素樹脂・フェノール樹脂・カゼインを、壊さずに見分ける方法は今回見つけられませんでした。
だから当店の「尿素ボタン」という表記も、本当は言い過ぎです。これからは「茶色の成形樹脂ボタン」と書きます。素材名で年代を語らず、見えている事実だけを書く。ボタン1点で年代を決めるのは、ミリタリー古着でいちばん多い読み間違いです。
【1947-1980s】リザードカモは1962年で終わっていない
「リザード=インドシナからアルジェリアまで(〜1962年)。だから60年代後半以降のリザードは無い」。よく見る説明ですが、これは本土での話です。
アルジェリア戦争のあと、空挺の反乱を想起させるとして、空挺の「tenue léopard」は1963年1月に公式退役しました。ところが同じリザード柄の全軍向けカモ(tenue camouflée toutes armes)はその後も使われます。製造がいつまで続いたかは資料で幅があり、Camopediaは1970年代半ばまで、仏の再現系サイトは1970年代末までとしています。1976年日付のパンツ実物が残り、1978年コルヴェジ、1980年バラクーダ作戦、1983-84年マンタ作戦、1990年チャドと、海外作戦での着用例が並びます。1960年代を通じて誰が着ていたかは資料で記述が分かれ(外人部隊とするものと、在独仏軍とするもの)、1980年代初頭までの着用例が挙げられています。なお「フランス本土では着用禁止だった」という言い方は裏が取れなかったので、当店は使いません。
筆で刷いたようなストローク。緑・茶・濃緑がはっきり出ている状態
同じリザードでも、退色するとここまで変わります。灰色がかった淡い柄に見える1本(¥10,000・販売中)
登場年のほうも、資料が割れています。空挺用は1947年からという記述と、フランス独自の迷彩は1951年からという記述があり、1年単位では決着していません。当店は「1940年代末から1950年代初頭に登場」と帯で書きます。そして柄の濃さや細かさから年代を割り出すことは、当店にはできません。褪色と版の違いが混ざるからです。
【ジャケット】上衣は腰ポケットの構造で読む
リザードのジャケット。ジップとボタンの併用、えんじ色の4つ穴ボタン(¥26,000・販売中)
ジッパーのスライダーに ELLESS の刻印。フランスのジッパーで、TAPのスモックに使われる銘柄として名前が挙がります
パンツの世代がウエストのボタンで決まるのに対して、ジャケットは腰ポケットの構造で分かれます。1952年の改修で、腰ポケットが内袋式から外付けの箱マチ(poches à soufflet)になり、ポケットのボタンが2個になりました。TAPのスモック側は 47 → 47/51 → 47/52 → 47/53 → 47/54 → 47/56 と型が動き、47/52は股下フラップ(queue de castor)と斜めの下ポケット、47/56は真っ直ぐな大型の角型ポケットとゴムの袖口が目印とされます。
ただしジッパーの銘柄で年代を決めてはいけません。ジッパーは交換できます。ELLESSと読めた、という事実を書くところまでが当店の仕事です。
【実物】実物か復刻か、そしてイスラエル経由という第3の来歴
M47は復刻がとても多いカテゴリです。しかも「HBTだから実物」「リザードだから実物」は成立しません。海外のリプロメーカーはTAP型を100%コットンのHBTで作り、インチ表記(36・38)で売っています。
使えるのは片方向の手がかりだけです。内側に製造者のインクスタンプ+検定印があり、サイズが仏の2桁コード(23・25・33等)や数字+英字(92C等)で入っていれば実物寄り。逆にインチ表記やS/M/L、ブランドロゴのタグ、「1950年代のフランス軍から着想」といった文言があれば復刻寄り。ただしスタンプは洗濯で消え、タグは切れるので、「無い」ことからは何も言えません。
もうひとつ、市場にはフランス製だがイスラエル軍(IDF)に供与・再支給された個体が混じります。襟下や左胸上にヘブライ語のインクスタンプが入り、砂漠での使用で強く褪色している例が多い。「フランス軍実物」と「フランス製・イスラエル使用」は別の来歴です。当店の在庫にはヘブライ文字は確認できませんでしたが、内側は必ず見ることにしています。
【軍か作業着か】刺繍のブランドタグが付いていたら、それは軍の刻印ではない
黒地に赤の刺繍タグ。伝書鳩のマークと「Le Pigeon Voyageur」「66-58 AFC」。当店が「空軍 ワークパンツ」として出している1本です(¥21,000・販売中)
これはメーカーの刺繍タグであって、軍の刻印ではありません。軍から出た服には、製造者のインクスタンプと検定印が入ります。ブランド名を刺繍したタグを縫い付ける作りは、作業着の作り方です。
当店はこの個体を「M47 空軍 ワークパンツ」と書いています。フランス空軍版のmodèle 1947が実在するのは確かで、陸軍版との差は色と、ラベルの表記が空軍固有であることだとされます。ただし空軍版の型式一覧や生産年の一次資料には、今回たどり着けませんでした。だからこの1本については、「軍納入品だと断定できる材料は当店には無い」と書いておきます。
【実寸】結局、最後は実寸で見てください
この記事に出てきたサイズ表記を並べると、17/21/23/25/33/84C/92C/「11相当」。統一された基準はありません。しかも先ほど見たとおり、同じコードでも実測が3インチ違う個体が同時に在庫しています。
当店は全ての商品で、ウエスト・股上・股下・わたり・裾幅を平置きで実測して載せています。手持ちのパンツを同じように平置きで測って、その数字と比べてください。それがいちばん確実です。
【方針】当店がM47をどう書くか
・年代は10年単位で書きます。日付印が読めた個体だけ、読めた文字をそのまま添えます。
・型(1947/47/50/47/53/47/59)は、ウエストの留めボタンが写真で確認できた個体にだけ「〜型に見える」と書きます。ボタンは欠落・交換しうる部品なので、年代の断定には使いません。
・TAPは、吊りバンド用ボタンと腰の絞りが確認できた個体だけに書きます。柄では判断しません。
・ボタンの樹脂名は書きません(「茶色の成形樹脂ボタン」と書きます)。
・読めないタグは「読めない」と書きます。年代を埋めません。
【チェック】買う前に見るところ(5つ)
・ウエストバンドのボタン… 何個で、隠れているか出ているか。世代がここで決まります
・吊りバンド用のボタンと腰の絞り… あればTAP系、ベルトループならTTA系
・内側のラベルとスタンプ… 製造者名・日付・2桁コード/数字+英字。読めない個体は無理に年代を決めない
・ボタンの揃い方… 混ざっていたら付け替え。年代の根拠にはできません
・実寸… サイズコードは目安。平置き実測がすべてです
■ この記事に出てきた個体(販売中)
60s フランス軍 実物 M47 TAP47 リザードカモ カーゴパンツ 17/W37 L26 — ¥43,890
60s フランス軍 実物 M47後期 リザードカモ カーゴパンツ 21/W31 L28 — ¥32,890
60s フランス軍 実物 M47 カーゴパンツ(ベルトループ)/W40 L28 — ¥31,890
60s フランス軍 実物 M47 空軍 カーゴパンツ Size92C(MULLIEZ FRÈRES・4-54)/W32 L26 — ¥24,890
60s フランス軍 実物 M47 後期 ヘリンボーンツイル Size23/W31 L26 — ¥24,000
17本を並べて分かったのは、M47は「年号で読む服」ではなく「作りで読む服」だということでした。ウエストのボタン、吊りバンドの有無、ラベルの書式。そのどれかが読めれば帯までは絞れて、どれも読めなければ、正直に分からないと書く。当店はそうやって1本ずつ書き分けています。
写真はすべて当店(ib2)が撮影した実物です。他店・他者の写真は使用していません。
参照した資料:reconstit.fr(TTA modèle 1947)/lesoiessauvages(仏militariaフォーラム)/Camopedia(France・French Airborne uniform)/Wikipédia(fr) Camouflage Lizard/La Tranchée Militaire・monsurplus.fr(仏軍サイズ規則)/Militaria Zone・Regiment Militaria・Chris Militaria(日付入り実物の記載)。
本記事の判別ルールは、フランスの研究サイト・フォーラム・専門業者の記述にもとづく「読み方」です。軍の一次文書には到達できていません。またボタン・吊りバンド・締め紐・スタンプはいずれも欠落・交換しうる部品なので、無いことからは何も言えません。
型式・年代の記述はこれらの資料に基づく「読み方」であり、個体を1年単位で鑑定するものではありません。当店で確認できなかったことは、確認できなかったと記載しています。
本文中で当店自身の商品表記の誤り(「TAP47」表記・「尿素ボタン」表記)を訂正しました。該当商品の説明文も順次直します。
