2026/07/17 19:23
古着やヴィンテージを選ぶとき、多くの人がまず見るのはS/M/Lやウエスト表記の数字だと思います。ですが、当店ではその数字よりも先に「実寸(cm)」を見てほしいとお伝えしています。理由は単純で、規格サイズは時代やブランドによって基準がばらばらだからです。
たとえば同じ「Lサイズ」でも、1970年代のアメリカ製と1990年代のアメリカ製では身幅も着丈も違います。国によっても規格が異なり、フランスのワークウェアや日本の古着市場に流通する過程で後付けされた表記も少なくありません。さらにヴィンテージ品は経年で生地が縮んだり伸びたりしているため、タグの数字がそのまま今の寸法と一致するとは限りません。つまり規格サイズは「目安」であって「保証」ではないのです。
実寸で選ぶというのは、この目安と実際のズレを埋める作業です。当店では出品する一点ごとに、着丈・身幅・肩幅・袖丈・ウエスト・股上・股下・裾幅など、アイテムの種類に応じた項目を実際に採寸し、商品ページに数値で掲載しています。これは「実測はcost、来歴はno cost」という当店の考え方の実践でもあります。手間をかけて測ることには時間というコストを払いますが、その分だけ来歴やエピソードを盛って値段を上げるようなことはしません。測った数字は測った数字のまま、事実としてお伝えします。
実寸で選ぶときの読み方を簡単に紹介します。デニムパンツなら、まずウエストを平置きで測った数値の2倍が目安になりますが、当店の掲載値は平置き実測値そのものを記載しているため、そのまま自分の普段のウエストサイズと比較していただけます。股上は浅め/深めの好みが分かれる部分なので、手持ちの一本と比べるのが確実です。ジャケット類は身幅(脇下から脇下までの幅)と着丈(襟の付け根から裾まで)を見ることで、実際にどれくらいのシルエットになるか想像しやすくなります。
実寸で選ぶことは「失敗しないため」だけの話ではありません。規格サイズという記号を一度外し、自分の体とアイテムの実際の数字を照らし合わせる。一点物の古着やヴィンテージは「みんなと同じ規格」に収まらないものが多いからこそ、実寸という共通言語で選んでいただきたいと考えています。当店の商品ページでは、すべてのアイテムに実寸を記載しています。気になる商品があれば、まず実寸の数値を確認してみてください。
Levi'sの出品一覧: https://ib2.base.shop/categories/7438983
